映画「地獄の黙示録 ファイナル・カット」を観てきた
すごいシネマフリークでも映画に詳しいわけでもないけれど、20代前半東京に住んでいた頃は毎週のように試写会に足を運んでいたし、キネ旬ベストテンや雑誌の映画特集なんかを参考にDVDをレンタルしては観まくってたからそれなりの本数は観てきたつもり。
この作品ももちろんタイトルは知っていて、数多ある映画ベストテンでもよく取り上げられる「名作」であることは認識していたものの、(あまり得意ではない)戦争映画ということと3時間というボリュームに気圧されてこれまで観る機会がなかった。
普段はやりとりすることもないのだけれど、月に一度だけ、主に映画のお話をするためにお会いするという、ちょっと特別な、大切なお友達がいる。その方からNAGOYA CINEMA Weekという映画祭のなかで「地獄の黙示録」の上映会があると教えてもらい、しかも戸田奈津子さんトーク付き!というので一寸の迷いもなく申込んで行ってきた。
※一緒に観に行かない?と誘った知り合いからは(体調や予定を理由に)悉く断られてしまい、結果一人で参加することになりました、、
3時間という長時間、体力的に耐えられるかしら…後半眠くならないかしら…という杞憂はまさに杞憂で終わった。
すごいものを観てしまった…ただただ、圧倒される3時間だった。
自分の習性で、普段はあらすじとか情報を観る前に色々仕入れがちなのだけれど、誘ってくれたお友達に倣い、今回は最低限の情報収集だけにおさえておいた。
基本知識がなくて鑑賞後あっこういうことだったのか!と気づくこともあったけれど、結果より映画を楽しめたことは間違いない。
平和ボケしかねない日本で生きていながらも、現実に世界では戦争が起きている今この時代に観ることができたこと、本当によかった。
そもそも論みたいになってしまうけど、ひとは何のために戦争をするんだろう…と虚無感にも襲われつつ、CG一切なしのオールロケで撮影されたという超スペクタクル作品にどっぷり浸かった3時間は日常をすっかり忘れるくらいのかけがえのない鑑賞経験になった。
映画って改めて総合芸術作品なんだなあってしみじみ。
上映前の戸田奈津子さんのトークもテンポよく、とても惹き込まれる内容でした。長く第一線で活躍される方のことばは胸に迫る。
字幕ではないけど、要約すること、わかりやすく短い言葉にまとめて伝えることは、自分の業務上でも必要とされるスキルだから変えていきたいと思った。
観終わってついつい町山智浩さんの解説動画や人物相関図、数々のエピソードなどを読み聞きしてしまうけど、いやーマーロン・ブランドさん、色んな意味であっぱれです。
次回お友達と会う時に、感想をシェアするのがめちゃくちゃ楽しみです!!
誘ってくれて本当にありがとう♡♡
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