ブックフェアによせて③

ひろく長く読み継がれてほしい本もたくさん。

普段はなかなかふれるきっかけのない人にも、こうしたフェアを通じて目にとめてもらえたら嬉しいです。

③山本潤「13歳、「私」をなくした私」

性被害の当時者団体・一般社団法人Springでのご活動など、身を削るように精力的に発信されてきた山本さん。

2019年９月、Spring全国キャンペーンで山本さんらが日赤なごみに来られ、私も参加しました。

小柄な身体からあふれるパワーと、どこまでも穏やかで静かなお話しぶりのギャップが印象的でした。

この場でも2020年の刑法性犯罪見直しの重要性、幼少期からの性教育の大切さが共有されたことを憶えています。

フラワーデモや刑法改正へのうねりは、彼女たちによる草の根的な活動が実を結んだものだと思います。

ロビイング活動から調査研究などのソーシャルアクションには私も大いに感化され、自分も行動を！という気持ちを奮い立たせてくれた方です。

今は代表はかわられていますが、山本さんのお人柄が仲間をつなぎ今につながっていることは疑いようもなく、一方的に同志としての連帯を感じながら私も日々考え続けています。